なさけの島
なさけの島 (発音等省略) 作詞 田場典明 作曲 我如古盛栄 CD「唄遊び」(我如古より子/吉川忠英)より 一、津堅イサヘイヨ 取納奉行ぬ島や かわてぃ美童ぬ イサヘイヨ なさき所 つぃきんいさへいよーしゅぬぶじょーぬしまや かわてぃ みやらびぬ (いさへいよー )なさきどぅくる tsikiN 'isa heiyoo shunubujoo nu shima ya kawati miyarabinu...
View Article大兼久節
大兼久節 うふがにくぶし 'uhuganiku bushi ◯名護の大兼久の歌 語句・かにく 「海岸の砂地;馬場。★地名の兼久[Kaniku]、我如古[Ganiku]も同源。」【琉球語辞典(半田一郎)】(以下【琉辞】と略す) 名護の大兼久 馬はらちいしょしや 船はらちいしょしや わ浦泊 なぐぬ うふがにく んまはらち いしょしゃ ふにはらち いしょしゃ わうらどぅまい nagu nu...
View Article10年の節目にあたり
いつも当ブログをご覧になっている皆様。 先月の10月30日をもってこの「たるーの島唄まじめな研究」が10年の節目を迎えることができました。 ひとえにこのブログをご覧になり、ご活用してくださったり、またご意見や叱咤激励、訂正などのお声をよせてくださった皆様のおかげだと感謝しています。 何よりも、このブログを始めるにあたって故胤森弘さんの大きな影響と支えがあったことを忘れる事はできません。...
View Article渡久地から登てぃ 《ナークニーを追って 3》
ナークニーを追う旅の続きです。 前回はこちら。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 那覇のタカマサイ公園から高速に乗ってやって来た名護もやはり雨。 黄色いハイビスカスは雨でしっとりと。 もう名護に着いたのが夕方。 夕食を済ませて、民謡居酒屋「結いまーる」へ。 松田末吉先生のナークニーを聴きに。 安定感のある声で独特の節回しのナークニーや他の唄も素晴らしかったのでした。...
View Article今帰仁へ 《ナークニーを追って 4》
2014年の宮古島への旅から宮古民謡の「とーがにあやぐ」、 そして八重山民謡の「とーがにすぃざ節」、 さらに本島の「トーガニ」「タウカネ節」「宮古のあやぐ」「あやぐ節」などの関係を調べてきました。 全て「ナークニー」はどこから来たのか、という問題意識です。 「ナークニー」も様々。 「富原ナークニー」「フクバルナークニー」などのように奏法の創始者の名前を冠したり、...
View Article今帰仁ミャークニーへ 《ナークニーを追って 5》 終わり
仲原館長の運転で今帰仁のスク道を辿って、本部町まで戻ります。 仲原館長は、国道を走ったかと思えば、山道に入ります。 このようにまがりくねった道。 まさにこれが昔の人々が歩いた道=「宿道」(スクミチ、シュクミチ、シュクドゥーイなどと発音する)なのです。 国道と重なる部分もありますが、「合理性」を優先した直線の国道が 昔の宿道を「串刺し」みたいにした格好です。...
View Article今帰仁ミャークニー ⑴
今帰仁ミャークニー なちじん みゃーくにー nachijiN myaakunii ◯今帰仁のミャークニー(宮古の音) 語句・なちじん 現在の沖縄県国頭郡今帰仁村を指す。琉球王朝時代の17世紀の頃、今帰仁間切はほぼ本部半島全域だったが18世紀の初めに本部間切と今帰仁間切に分離された。 参考;「今帰仁ミャークニー歌詞選集」(作成・記録 平成二十五年五月 平良哲男)より。 今帰仁の城 しむないぬ九年母...
View Articleニ揚げの今帰仁ミャークニー
今帰仁ミャークニーが実際どんなものなのか、多くの方に知って頂くために、平良哲男さんから頂いた「今帰仁ミャークニー大会」の音源をYouTubeにアップしました。許可も頂いています。 今帰仁ミャークニー、特にニ揚げの平良正男さんの唄三線です。 別紙に「昭和60年代」とあるので1985年以降のものでしょう。 ニ揚げに独特な「合」の音。 始めの5文字の後の短い間奏は、普通のナークニーに比べてもっと短いこと。...
View Article今帰仁ミャークニー ⑵
今帰仁ミャークニー ⑵ なちじん みゃーくにー nachijiN myaakunii ◯今帰仁のミャークニー(宮古の音) 語句・なちじん 現在の沖縄県国頭郡今帰仁村を指す。琉球王朝時代の17世紀の頃、今帰仁間切はほぼ本部半島全域だったが18世紀の初めに本部間切と今帰仁間切に分離された。 参考;「今帰仁ミャークニー歌詞選集」(作成・記録 平成二十五年五月 平良哲男)より。 だんじゅとゆまりる...
View Article今帰仁ミャークニー ⑶
今帰仁ミャークニー ⑶ なちじん みゃーくにー nachijiN myaakunii ◯今帰仁のミャークニー(宮古の音) 語句・なちじん 現在の沖縄県国頭郡今帰仁村を指す。琉球王朝時代の17世紀の頃、今帰仁間切はほぼ本部半島全域だったが18世紀の初めに本部間切と今帰仁間切に分離された。 参考;「今帰仁ミャークニー歌詞選集」(作成・記録 平成二十五年五月 平良哲男)より。 野山若々と 今帰仁ぬ村や...
View Article今帰仁ミャークニー ゆかりの写真 1/3
平良哲男さんから頂いた今帰仁ミャークニーゆかりの写真を三回でご紹介します。 撮影は平良哲男さん。 御本人の承諾の上掲載します。 今帰仁ミャークニーの歌詞 今帰仁村ぬ今泊(エードメー)フパルシぬ美らさ 今(なま)からん後(あとぅ)ん 代々に残ち(ゆゆにぬくち) 「フパルシ」とは「クワディーサ」の今帰仁言葉。 今帰仁村ぬ今泊(エードメー)のフパルシ。 碑文の文字。 「字民とフパルシ」...
View Article今帰仁ミャークニーゆかりの写真 2/3
今帰仁の平良哲男さんから頂いた今帰仁ミャークニーの歌詞にゆかりの写真(2/3)を紹介しています。 撮影は平良哲男さん。 御本人の承諾の上掲載。 (歌詞) いちゅび小(ぐゎー)にふりてぃ謝名前(じゃなめー)ん坂(びゃー)通てぃ 通てぃ珍(みじら)しや シカぬ鰻(んなじ) (読み方) いちゅびぐゎーにふりてぃ じゃなめーんびゃーかゆてぃ かゆてぃみじらしや しかーぬんなじ...
View Article今帰仁ミャークニー (4/5)
今帰仁ミャークニー ⑷ なちじん みゃーくにー nachijiN myaakunii ◯今帰仁のミャークニー(宮古の音) 語句・なちじん 現在の沖縄県国頭郡今帰仁村を指す。琉球王朝時代の17世紀の頃、今帰仁間切はほぼ本部半島全域だったが18世紀の初めに本部間切と今帰仁間切に分離された。 歌詞参考;「今帰仁ミャークニー歌詞選集」(作成・記録 平成二十五年五月 平良哲男氏)より。 古宇利ぬ前ぬ黒潮...
View Article今帰仁ミャークニー (5/5)
今帰仁ミャークニー なちじん みゃーくにー nachijiN myaakunii ◯今帰仁のミャークニー(宮古の音) 語句・なちじん 現在の沖縄県国頭郡今帰仁村を指す。琉球王朝時代の17世紀の頃、今帰仁間切はほぼ本部半島全域だったが18世紀の初めに本部間切と今帰仁間切に分離された。 歌詞参考;「今帰仁ミャークニー歌詞選集」(作成・記録 平成二十五年五月 平良哲男氏)より。 干瀬に居る鳥や...
View Articleじんだま
じんだま 作詞 上原直彦 作曲 松田弘一 唄 伊波 貞子 一、かなし銭玉小 綾色ん深く 肝にしみじみとぅ 染みてぃたぼり かなしじんだまぐゎー あやいるんふかく ちむにしみじみとぅ すみてぃたぼり kanashi jiNdama gwaa 'aya'iruN hukaku chimu ni shimijimi tu sumiti taboori ◯愛しい銭玉小(着物の柄の一種)よ...
View Article謹賀新年2017
あけましておめでとうございます。 いっぺー、いい正月でーびるさい。 いつも「たるーの島唄まじめな研究」をありがとうございます。 昨年もいろいろお世話になりました。 個人的にはたくさんの勉強をさせていただいた一年だと思います。 今年三月に、今帰仁ミャークニーの唄者平良正男様、平良哲男様との出会いがありました。 ナークニーを学ぶものとしてはとても嬉しい出会いでした。...
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