石くびり
石くびり いしくびり 'ishi kubiri 〇石の小坂 語句・くびり <小坂(ひら) 作詞 大浜方叶 作曲 石原節子 一、恋路連りなさやままならん世間に 無蔵が云言葉の肝にかかてぃ 肝にかかてぃ くいじちりなさや ままならんしけに んぞがいくとぅばぬちむにかかてぃ(ちむにかかてぃ) kuiji chirinasa ya mamanaraN shike ni Nzo ga 'ikutuba nu...
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はじうすい坂 はじうすいびら hajiusui bira 語句・はじうすいびら 東村の有銘にある坂の名前。隣村同士の男女が誤解のすえに自殺した場所とされる。「はじうすい」とは「恥」を「覆う」(うすゆん。うすいん)から来ている。 作詞;仲宗根幸市 作詞;普久原恒勇 唄;山里ユキ (連ね)野山越ぃる道や幾里ひじゃみてぃん 闇にただ一人忍でぃ行ちゅん (ちらに) ぬやまくぃるみちや...
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想いションガネー うむいしょんがねー 'umi shoNganee 〇想い「ションガネー」(歌の名前) 語句・しょんがねー 「与那国ションガネー」、「遊びションガネー」を参照。 作詞・作曲 前川守賢 歌 饒辺勝子 一、かんしうむいぬすんくまれ 想いぬたきん語らんむん 我が落てぃ着ちゅみ 胸内や 逢ちゃてぃ晴りらなくぬ想い ※しゅらよー想いションガネー かんしうむいぬすんくまれ...
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高離り節 たかはなりぶし takahanari bushi 〇高離り島(宮城島)の歌 語句・たかはなり 高離り島は現在の宮城島。 (民謡) 一、高離り(シタリヌ ヨーンゾ)島や(ハリ)物知らし所 な物知や(シタリヌ ヨーンゾ)びたん (ハリ)渡ちたぼり(ハーイヤ マタ シタリヌ ヨーンゾ) たかはなり(したりぬよーんぞ)しまや(はり)むぬしらしどぅくる なむぬしや(したりぬよーんぞ)びたん...
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中城はんため節 なかぐしくはんためーぶし nakagusiku haNtamee bushi 〇中城はんた前(地名)の歌 語句・なかぐしくはんためー 久米島の地名。「東恩納寛惇氏の南島風土紀には『比屋定字から宇江城字の小字、山田原にかけてのはんた溝附近のことである』とある」(「琉歌大観」島袋盛敏)。「はんた」は「端[はし];崖(のふち)」【琉辞】。 飛びたちゅる蝶 まづよ待て連れら 花のもと我身や...
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ちかひな口説 ちかひなくどぅち chikahina kuduchi 〇束辺名(按司の名)の口説 語句・ちかひな 現在は糸満市の中の喜屋武村にあった「束辺名」(つかへな)。現在は「束里」(つかざと)と呼ばれるところに居た按司の名前。組踊りに「束辺名夜討」がある。 歌 嘉手苅林昌 たとぅい年取てぃ七、八十なてぃん主人ぬ敵仇 許ちいたじら死なりゆみ...
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銭節 じんぶし jiN bushi 〇銭の歌 作詞 比嘉カマド 作曲 普久原恒勇 一、銭雨ぬ文化 我が島にいもちヨ みるく世ぬ印 かにん嬉さヨ じんあみぬぶんか わがしまにいもちヨ みるくゆぬしるし かにんうりさヨ jiN 'ami nu buNka waga shima ni 'imochi yoo miruku yuu nu shirushi kaniN 'urisa yoo...
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久米阿嘉節 くみあかぶし kumi 'aka bushi 〇久米島の阿嘉(地名)の唄 語句・くみ 久米島は那覇から西に100キロほどの東シナ海に浮かぶ周囲48キロの島。久米島は「くみじま」と読む。・あか 久米島にある地名。阿嘉部落。 一、阿嘉ぬひじ水や 上んかいどぅ吹ちゅる ユイサーユイ かまど小が肝や 上い下い ウネスーリ ユイサーユイ あかぬひじみじや うぃんかいどぅふちゅる ゆいさーゆい...
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黒石森城節 くるしむいぐしくぶし kurushi mui gushiku bushi 〇黒石森城の歌 語句・くるしむいぐしく 久米島にあり、航海安全を願う聖地の名前。 一、黒石森ヨ城風ぬむとぅでむぬ シタリ明日になる御風 今日にたぼり ササカリユシド くるしむいよぐしく かじぬむとぅでむぬ したり あちゃになるみかじ きゆにたぼり ささかりゆしど kurushimui(yo)gushiku nu...
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いぬひな節 いぬひなぶし 'inuhina bushi 〇いぬひな(久米島の地名)の歌 語句・いぬひな 「字具志川の原名」(「島うた紀行」) 一、いぬひなぬはんた鷲ぬ舞いどぅくる 里が舞いどぅくる 玉津真胸 いぬひなぬはんたわしぬまいどぅくる さとぅがまいどぅくる たまちまむに 'inuhina nu haNta washi nu maidukuru satu ga maidukuru...
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久米はんため節 くみはんためぶし(くめはんためぶし) kumi haNtame bushi(kume haNtame bushi) ◯ 久米の坂の前の歌 久米ぬ五葉ぬ松 下枝ぬ枕 思童無蔵や 我腕枕 くみぬぐゆぬまち したゐだぬまくら うみわらびんぞや わうでぃまくら kumi nu guyu nu machi shita yida numakura 'umiwarabi Nzo ya wa'udi...
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木綿花節 むみんばなぶし mumiNbana bushi 〇木綿花の唄 一、木綿花作てぃ 木綿がし掛きてぃ 布美らく織やい(ヨーンゾヨ) 里が手巾(ヨーンゾヨ) むみんばなちゅくてぃ むみんがしかきてぃ ぬぬちゅらくうやい(よーんぞよ)さとぅがてぃさじ(よーんぞよ) mumiN bana chukuti mumiN gashi kakiti nunu churaku 'uyai (yoo Nzo...
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南謝門節 なんじゃじょーぶし naNjajoo bushi 〇南謝門の唄 語句・なんじゃじょー 久米島の東部の謝名堂にある拝所。旧暦の6月に稲大祭が行われる場所。大きなクファディサの木がある。 一、南謝門ぬくふぁや 枝持ちぬ美らさヨ ユイヤサーサー 謝名堂女童身持ち美らさヨンナ ユイヤサーサー なんじゃじょーぬくふぁや ゐだむちぬちゅらさ(よんな...
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武富節(貫花) だきどぅんぶし(ぬちばな) dakiduN bushi(nuchibana) 一、でちゃよ押し連れてあたい花むいが 花や露かむてむいやならん(へいやーよーぬひやるがひ)(以下囃し省略) でぃちゃよ'うしちりてぃ'あたいばなむいが はなやちゆかみてぃ むいやならん dicha yo 'ushichiriti 'ataibana muiga hana ya chiyu kamiti...
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白瀬走川節 しらしはいかわぶし (しらしはいかーぶし) shirashihaikawa bushi (shirashihaikaa bushi) 〇白瀬走川の唄 語句・しらしはいかわ 久米島で最大の河川「白瀬川」。「走川」とは「流れの早い川」という意味。「しらしはいかー」ともいう。 一、白瀬(よ)走川に(はい)流り(よ)ゆる桜(ひやるがひ)...
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上の山節(一名 桑むい節) うぃーぬやまぶし(くゎーむいぶし) 'wii nu yam bushi (kwaa mui bushi) 〇上の山の唄(別名 桑を採る唄) 久米島民謡 一、(女)桑むいになじき 山登てぃうらば 里や草苅いになじき 忍でぃいもり ツォンツォンヤーツォン 山んじ里前に真心語らば骨なてぃ骨なてぃ いちゃならわんまま くゎーむいになじき やまぬぶてぃうらば...
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桑ムイ節 くゎーむいぶし kwaa mui bushi 〇桑(の葉)採りの唄 語句・くゎー 桑。ここで収穫するものは桑の葉。絣の素材である絹糸をとるための蚕の餌。・むい 採る。もぐ。<むゆん 「(果実を)もぐ」【沖縄語辞典】とあるように、「もぐ」は葉などより果実を採る意味に近い。 一、(女)桑ムイになじき 山登てぃ居らば 里や草刈になじき 忍でぃいもり チョンチョン ヤーチョンチョン...
View Articleこれまでの曲の一覧 351~388
388桑ムイ節 387上の山節 386白瀬走川節 385武富節 384南謝門節 383木綿花節 382久米はんため節 381いぬひな節 380黒石森城節 379久米阿嘉節 378銭節 377束辺名口説 376中城はんため節 375高離り節 374想いションガネー 373はじうすい坂 372石くびり 371恨みの嵐 370しやうんがない節 369瓦屋節 368なからた節 367瓦屋情話 366島情話...
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華ぐるま はなぐるま hana guruma 語句・はなぐるま 「花」ではなく「華やかな」という意味の「華」を使われている。「花」で作った「かじまやー」(風車)ということだろうか。 作詞 上原 直彦 作曲 松田 弘一 一、人情ぬしてぃ みぐり華ぐるま 真肝結ぶ なりし御縁 (フィーヨー フィ みぐり華ぐるま) ふぃとぅなさき ぬしてぃ みぐりはなぐるま まぢむむしぶ なりしぐゐん (ふぃーよー...
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永良部子守唄 えらぶくゎむいうた erabu kwamui 'uta 〇沖永良部島の子守唄 語句・くゎむい 子守。<くゎ 沖縄語では「っくゎ」(qkwa)+むい 守り。 一、眠ぶりぶりにぶり 誰が泣きでぃ言ちよ わが守らばにぶり ヨーヒヨ童 にぶりぶりにぶり たがなきでぃいちよ わがむらば にぶり よーひよわらび ◯眠り眠りしながら誰が泣けといったか 私が守るので眠りなさい「ヨーヒヨ」(不詳)子ども...
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