久米はんため節
くみはんためぶし(くめはんためぶし)
kumi haNtame bushi(kume haNtame bushi)
◯ 久米の坂の前の歌
久米ぬ五葉ぬ松 下枝ぬ枕 思童無蔵や 我腕枕
くみぬぐゆぬまち したゐだぬまくら うみわらびんぞや わうでぃまくら
kumi nu guyu nu machi shita yida numakura 'umiwarabi Nzo ya wa'udi makura
◯ 久米島の五枝の松は 下枝が枕のようで 私の愛しい彼女に私の腕枕をしているようだ
語句・ぐゆぬまち 久米島の北西部、字上江洲にある名木が「五葉松」(ぐゆーぬまち)と呼ばれる。
▲久米島、字上江洲にある銘木と歌碑。(撮影 筆者。2012年10月28日)
幹の出始めた幹から、横四方に広がるようになる久米島の松。
19世紀の末に植えられたと観光協会のガイドマップにある。
「五枝の松」(ごえのまつ)とも呼ばれる。
この松は、「伊平屋島の『念願平松』と共に沖縄県の二大松及び日本名松百選」(同ガイドマップ)に選ばれている。
曲は、古典の「仲地はんため節」と同じ。
歌い方も
(上句) サー くみぬ ヨー ぐゆ ヨー ぬまち サー したゐ ヨー だぬまくら スリヒヤマタ
(下句) サー うみわ ヨー らび ヨー んぞや サー わうでぃ ヨー まく まくら すりひやまた
となる。
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